♯213 【ピアノ弾きあるある】優雅なのは見た目だけ?指番号・ネイルNG・意外な身体能力まで徹底解説!


「ピアノが弾ける」と言うと、決まって「優雅だね」「お嬢様(お坊ちゃま)っぽい!」なんて言われませんか?

でも、実際にピアノに向き合っている私たちの日常は、世間のイメージとは少し……いえ、かなり違います

今回は、ピアノを習っている人や経験者なら思わず頷いてしまう「ピアノ弾きあるある」をご紹介します。これを読めば、ピアノ弾きの意外な生態が見えてくるはず!

筆者プロフィール:
4歳よりピアノを始め、埼玉県立大宮光陵高校音楽科、東京音大ピアノ演奏家コース、同大学院修士課程を修了。コンクール受賞歴多数。奨学金授与、短期留学を経験し、現在は演奏活動と並行し累積50名以上の指導に携わる。現役奏者の視点から、ピアノ上達のヒントや本番に強いメンタル術を発信中。

①指の名前は「1・2・3・4・5」

「親指」「人差し指」……なんて呼び方は、日常生活でもあまり使いません。
何かを説明するとき、つい「2の指で押して」「4の指が届かない」なんて番号で言ってしまうのは、ピアノ弾き最大の職業病

番号で言ったほうが、どの指か瞬時にイメージできるんですよね。

おそろしいことに、私は大学を卒業するまで「指番号で指を呼ぶのが普通」と思っていました。そうではないことを知って「たしかに!」と驚いたのを、今でも覚えています。

②「絶対音感」への過度な期待

音楽をやっていると知った途端、「これ何の音?」と机を叩く音やドアの閉まる音を聞かれることがあります。

メロディーがドレミで脳内再生されるのは確かですが、ノイズのような音まで全部判別できるわけではありません。

聞かれても「……ただの打撃音です」としか答えられなくて困ること、よくあります。


絶対音感にも種類があって、先天的なものと後天的なもの(教育を受けて身に着けたもの)があります。
私もそうですが、後天的である場合、音程のない音はなかなか識別できないことがあります。

③「お嬢様・お坊ちゃま」イメージとのギャップ

ピアノ=「お金持ちの習い事」、「おしとやか」というイメージは根強いですよね。

もちろんそういう方もいますが、現実はもっとストイック

上手に弾けないところがあって

「あー!なんで弾けないの!もう嫌だ!」

と悪態をつきながらも必死に食らいつく。

持っている感性をフル動員して、持てるすべてを出し切る。かなり泥臭い世界だと私は思っています。

④ネイルは憧れ。常に「深爪」が基本

おしゃれなロングネイルやジェルネイルに憧れはありますが、ピアノ弾きにとって「爪を伸ばすこと」はタブーに近い行為

生まれてこの方、爪を伸ばすということをしたことがありません。ネイルも手には絶対にしません。

少しでも爪が伸びると、鍵盤に当たって「カチカチ」と雑音が入るし、素敵なネイルはピアノを激しく弾いてすぐはげる。

それらが気になって練習にならないので、常に深爪気味に切り揃えているのがピアノ弾きのスタンダードです。

⑤女子力(?)を凌駕する握力の強さ

ピアノを弾くには、指先の瞬発力とホールド力が必要です。
その結果、特に意識していなくても握力がとんでもなく強くなることがあります。

先天的なのか後天的なのか分かりませんが、学生時代、私も女子にしては驚くほどの数字を叩き出したことが……。なぜかそれだけでクラスの男子たちから腕相撲を挑まれたこともあります(笑)

瓶の蓋を開けるときには重宝されますが、ちょっと複雑な気持ちです。

⑥意外と高い「反射神経」と「動体視力」

複雑な楽譜を瞬時に読み取り、左右の指を別々に、かつ正確に動かすピアノ。
これには高度な反射神経と動体視力が欠かせません。

のんびりしている人にはあまり向かない楽器かもしれません。ピアノを弾く人は、けっこうせっかちな人が多かったりします(私もかつてはそうでした)。

ピアノを弾くのに反射神経はとても重要で、これがないと広い鍵盤を自由自在に駆け回ることはできません。

⑦「何か弾いて」が一番の難題

一番困るリクエスト、それが “楽譜なしでの『何か弾いて』” 。

J-POPやジャズのように、その場でアレンジして弾くスタイルとは違い、クラシック派は「一曲を完璧に仕上げるために、楽譜と何十時間も向き合う」タイプが多いんです。

練習していない曲を急に振られれも「えーと、何だっけ……」とフリーズしてしまいます。

ピアノを弾いている人になにか弾いてもらうときには事前にお願いしましょう
(ジャズなどコードで演奏できる人は、急なお願いでも弾けるかもしれません。)

私の場合は初見がきくので、楽譜があれば練習してなくともある程度は弾けます。

⑧球技大会は「指のケガ」との戦い

学校や職場のイベントでバレーボールやバスケをするとき、常に頭にあるのは「突き指」の恐怖

「もしケガをして、今練習しているあの難所が弾けなくなったら……」と思うと、全力でプレーしつつも、無意識に指先をかばうガード姿勢をとってしまいます。

中学生のときの部活選びは「指をケガしない、ピアノに影響のでない運動部」でした。(当時の私は、どうしても運動部に入りたかった)
音楽高校受験前の体育(バスケットボール)は見学させてもらっていました。

まとめ

ピアノ弾きの世界は、世間が思うよりもずっとストイックで、ちょっとユニークな習慣に溢れています。

聞こえてくる曲が自然とドレミで聞こえてきたり、ついつい机で指を動かしてしまったり。そんな「あるある」も含めて、ピアノのある生活は楽しいものです。

もしあなたの周りにピアノ弾きがいたら、ぜひ爪の短さや、指の呼び方をチェックしてみてください。

きっと、情熱を持って鍵盤に向き合っている証拠が見つかるはずですよ!

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筆者プロフィール:

4歳よりピアノを始め、埼玉県立大宮光陵高校音楽科、東京音大ピアノ演奏家コース、同大学院修士課程を修了。コンクール受賞歴多数。奨学金授与、短期留学を経験し、現在は演奏活動と並行し累積50名以上の指導に携わる。現役奏者の視点から、ピアノ上達のヒントや本番に強いメンタル術を発信中。


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