♯142 「応援したい人になりなさい」――私がピアノを弾き、ブログを書く理由。


ピアノは、たった一人で鍵盤に向き合う孤独な楽器だと思われがちです。

けれど、今の私があるのは、決して一人だったからではありません。支えてくれた先生方、家族、そして私の音を聴いてくださる方々。

多くの「人との繋がり」が、私の指を動かしてくれました。

今日は、私が二十数年間ずっと胸に抱き続けている言葉と、このブログを通じて叶えたい「一つの願い」についてお話しさせてください。

筆者プロフィール:
4歳からピアノを始める。音高・音大・音大の院に進み、大人子ども含め累積約50名以上にピアノを教え、現役で演奏活動を続けている。

誰かに応援してもらえる人になりなさい

今でも、目を閉じると鮮明に思い出す光景があります。それは中学時代の部活動の引退式。顧問の先生が、私たちに贈ってくれた最後の言葉です。

「これから先、誰かに『この人のことを応援したい』と思ってもらえるような人になりなさい。あなたたちは、そんな人たちでした。」

当時は、「先生はそんなふうに思ってくれていたんだ、嬉しいな」という素直な喜びだけを感じていました。けれど、ピアノの道を進み、壁にぶつかり、迷うたびに、この言葉はより深く、重く、私の胸に刻まれていくようになりました。

先生が伝えたかったのは、「謙虚に物事に励むことの大切さ」だったのではないか。今の私はそう考えています。

支えてくれた人たちへの感謝を、力に変えて

ピアノの練習はたしかに孤独な時間です。でも、私の頭の中にはいつも、これまで私に力をくださった方々の存在があります。

私はこれまで、本当にたくさんの方に応援してきてもらいました。熱心に指導してくださる先生方、一番近くで見守ってくれる家族、そして私の拙い音に耳を傾けてくださった方々。

今の私があるのは、決して自分一人の力ではありません。その応援がどれほどありがたいものだったか、今振り返ると感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。

だからこそ、私はその人たちに「恩返し」がしたいのです。

今の私にできる恩返しは、何事にも謙虚に、そして自分にできる最大限の力をもって、ひたむきに取り組むことだと思っています。

目の前の一音一音に、そしてこのブログを読んでくださるお一人おひとりに、誠実に向き合うこと。自分にできる最大限の努力を積み重ねていくこと

そうしてひたむきに励む姿を通して、結果として誰かに「この人を応援したい」と思ってもらえるような人になることが、私の今の目標です。

ブログという「新しい輪」を広げたい

私がこのブログを書き始めた理由も、そこにあります。
ピアノを弾く中で得た気づきや、学んだこと、そして時には悩みや失敗も。それらを包み隠さず発信することで、今、ピアノについて悩んでいる誰かの力になりたいと思ったのです。

私は、自分を「完成された完璧な演奏家」だとは思っていません。演奏面でも、指導面でも、まだまだ未熟なことばかりです。
でも、未熟だからこそ、皆さんの悩みに一番近い距離で寄り添えるのではないか。そう考えています。

「この部分がうまく弾けない」「モチベーションが続かない」
そんな時、私の経験が少しでもヒントになれば嬉しい。
そして、ブログという場所を通して、まだ出会っていない誰かと繋がり、ピアノを通じた「人の輪」を広げていきたい。それが私の今の願いです。

限界は、自分が決めるもの

高校の恩師は、いつもこう言っていました。
限界は自分が決めるものだ」と。

『ピアノが上手になりたい。もっと良い音を響かせたい。』
その純粋な気持ちは、二十数年前から一ミリも変わっていません。何年たっても、私は「もうここまでだ」と限界を決めることなく、新しい自分に挑戦し続けていきたいと思っています。

大人になってからのピアノは、楽しいことばかりではないかもしれません。時間が取れなかったり、思うように指が動かなかったりすることもあるでしょう。
けれど、そんな時こそ思い出してほしいのです。あなたの挑戦を、どこかで誰かが必ず応援しているということを。

このブログが、私にとっても、読んでくださるあなたにとっても、共に音楽と向き合い、高め合っていける場所になることを願っています。

未熟な私ですが、これからも誠実に、精一杯の音を届けていきます。
皆さんと一緒に、音楽のある豊かな人生を歩んでいけたら幸せです。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

筆者プロフィール:

4歳からピアノを始める。音高・音大・音大の院に進み、大人子ども含め累積約50名以上にピアノを教え、現役で演奏活動を続けている。


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